発破工事

 明り発破は、当社が最も得意とする部門です。岩石掘削工法としては最も優れた工法で、大量の岩石を処理することが出来ます。ダム現場や造成現場、道路工事など、多くの工事で用いられます。発破工法としては、ベンチ発破、盤下げ発破、民家などに近い場所では制御発破工法など、現場状況に合わせて最適な工法を提案します。

  • ベンチ発破工法
  • 盤下げ発破工法
  • プレスプリット工法

 ■ベンチ発破

 ベンチ発破は、別名「階段掘り」と言われるように、階段状に切羽を造り、発破をしていく方法です。主に採石や石灰石の採掘に採用されています。土木工事では、ダム原石山や大型造成工事に採用されています。穿孔、装薬、発破、ズリ積込、運搬などの一連の作業が、安全で能率よく行われなければなりません。穿孔機械、積込機械、運搬機械を大型化でき、大量の岩石を処理することができます。

大型造成現場でのベンチ発破①

大型造成現場でのベンチ発破②

ダム原石山でのベンチ発破


 ■盤下げ発破

 盤下げ発破は、盤打ち発破とも呼ばれます。道路工事や小規模な造成工事等に用いられます。主として、平面上の岩盤を一定の深さまでに掘り下げるために行われる発破です。住宅や構造物近辺での制御発破など、規模の大小にかかわらず、色々な目的の発破に応用できます。

造成工事の発破①

造成工事の発破②

造成工事の発破③

造成工事の発破④


 ■プレスプリット工法

 最終残壁を仕上げるために用いられる発破工法です。最終掘削法面予定ラインに沿って一定の間隔で穿孔し、プレスプリット用爆薬を装薬して発破を行います。
 その際には、高度な穿孔の精度が求められます。

プレスプリット孔の穿孔

プレスプリット発破後の法面